ドイツ鉄道ニュース

　DBは現在IC客車やICE 1などを置き換える目的で発注しているICxの導入計画の一部を見直すことを発表した。具体的には10両編成を12両編成に変更し、編成定員を724名から830名とし混雑緩和を図る一方、荷物用スペースを当初の計画より増設し、照明設備の見直しや素材の高品質化も行うとしている。

　DBはBombardier製TRAXXシリーズ146.2形を27両導入し (146 551-578)、2階建て客車とともにICに使用する予定である。既にIC塗装の146.2形5両が登場し、2階建て制御客車とともに試運転が行われている。
　なお、2階建て客車を用いたICは当初は2013年末から営業運転を開始する予定であったが、2014年夏頃に延期された。

　Abelio RailがHalle/Leipzig、Sanger­hausen、Nord­hausen、Kas­sel、Naum­burg,、Weimar、Jen,、Saalfeld、Erfurt、Eise­nachを結ぶ地域輸送について、2015年12月から2030年12月までの運行権を獲得した。Abelio RailはBombardier製のTalent 2を導入し、この路線に投入する予定である。

　S-Bahn用電車420形を置き換えるため、現在増備が続けられている430形の営業運転をEBAが認可した。430形は4月25日からS-Bahn StuttgartのS1系統で営業運転を開始した。